学校の働き方改革「10の提言と50の具体策」

持続可能な学校をつくるための具体的な提案

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【具体策4】英語の+35コマを時間割のコマを増やさずに行う

2020年度から、小学校5・6年生の英語、3・4年生の外国語活動は現行の時間数+35コマの授業時数になります。3・4年生は現行の週27コマから28コマ、5・6年生は週28コマから29コマが基本となります。または、1コマを増やさずに15分×3のモ…

【提言4】「マスト」と「ベター」の区別をする

学校運営における「マスト」と「ベター」の曖昧さは極めて大きな問題です。 例えば、出席簿は公簿でありマストです。運動会はマストではありません。学校行事の中に「体育的行事」を行うことは示されていますが、100m走記録会でも構わないのです。 ベターで…

【提言3】「グレー」な運用を適正化する

学校がブラックになったのは「グレー」が多すぎるからです。 朝、多くの小・中学校で子どもたちは8時前には学校に到着しています。職員の勤務開始は8時15分くらいのようです。子どもたちが早く到着することで教職員は勤務時間の30分〜1時間も前の出勤…

【提言2】目的は「人材確保」という認識から出発する

2年ほど前まで、学校の多忙解消の謳い文句は「子どもと向き合う時間」でした。 しかし今、これは「持続可能な学校」に変わりました。この意味が本当に伝わっているのでしょうか?私は学校の働き方改革にかかわる様々な議論を見聞きしながら危惧しています。 …

【具体策3】部活動を「指導時間」と「見守り時間」に分ける

部活動については様々な立場からの意見があり、収拾は不可能にも思えます。 私がこれから提案する内容も全ての人を納得させるものではないでしょう。 ただ、問題を整理することで私なりの解決の方向を考えたので以下に記します。 [教員の勤務の態様を明らか…